---------------------------------------------------------------------- 「めもりーくりーなー」 ver 1.072 つくった人 柳井 政和 E-mail: m_yanai@muh.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~yanai/ ver 1.00完成 1999.07.02 ver 1.01公開 1999.07.11 ver 1.02公開 1999.08.01 ver 1.03公開 1999.08.04 ver 1.04公開 1999.11.07 ver 1.05公開 1999.12.31 ver 1.06公開 2000.02.13 ver 1.07公開 2000.02.15 ---------------------------------------------------------------------- ■■■■FAQについて 実際に、皆様からいただいたメールと、その返信を編集して作成して います。色々と質問をいただければ、最新バージョンの「めもりーく りーなー」のFAQに反映していきます。 ※ FAQの内容は、ver 1.05と同じです。 ---------------------------------------------------------------------- ■■■■FAQ目次 ●Q1.お掃除サイズはどのくらいが良いの? ●Q2.お掃除は、どんな時に効果が高いの? ●Q3.HSPエラー エラー14とは? ●Q4.レジストリに書き込んでいるの? ●Q5.メモリーとリソースの関係は? ●Q6.スワップ・ファイルとは? ●Q7.搭載メモリより大きな値が表示される? ●Q8.トレイアイコンでの表示が隠れてしまう? ●Q9.頻繁にお掃除した方が効率的なの? ●Q10.お掃除中に他のソフトが遅くなるのはなぜ? ●Q11.お掃除後、アプリケーションの起動が遅くなるのはなぜ? ●Q12.Windows98を早くするにはどうすれば良いの? ---------------------------------------------------------------------- ■■■■FAQ ●Q1.メモリーのお掃除サイズはどのくらいに設定すれば良いので すか?  A. 目安は、積んでいるメモリの量〜その半分です。お掃除の効 き具合によって、サイズを変更すると良いです。あまり効果 がないなら、お掃除サイズを少し増やしてください。また良 く効くようなら、お掃除サイズを下げても大丈夫です。 ●Q2.お掃除は、どんな時に効果が高いですか?  A. アプリケーションを終了した後などは、特に効果が高いです。 また、複数の重いアプリケーションを立ち上げているときは、 効果は若干減ってしまいます。 ●Q3.HSPエラー エラー14が発生しましたというメッセージ が出るのですが?  A. パソコンの特定の機種によって出るエラーのようです。ディ レクトリの名称を半角英数字のみ、8文字以内に変更すると 解決します。 "C:\Program Files\メモリークリーナー" を "C:\Program Files\MClea" と変更すると解決します。 ●Q4.レジストリに書き込んでいるのですか?  A. 書き込んでおりません。ご安心ください。 ●Q5.お掃除を行うと「めもりーくりーなー」上の残数値は増えま すがWindowsのリソースメーターの値は変化しません。なぜで しょうか?  A. リソースメーターの件ですが、Windowsのメモリーの使用方法 は簡単に言うと以下のようになっております。 メモリー 固定的に使う部分・・・アドレスを割り当ててある 変動的に使う部分・・・必要に応じてメモリを確保 簡単に言うと、この固定的な部分を表示しているのがリソー スメーターになります。ハードウェアの情報などがこれに当 たります。ダイレクトに情報を参照して、他のプログラムに 書き換えられると困る部分は、初めから場所を固定して、Wi ndowsが管理をしているわけです。 それに対して変動的に使うメモリは、アプリケーションやWi ndowsが必要に応じて確保します。この必要に応じてというの が曲者で、Windowsは一旦確保したメモリを「次にそのソフト を起動するときに使えるかも!」「これは、必要ないかもし れないけど、メモリを解放するのは少し待とう!」と確保し つづけます。このため放っておくと、500MBメモリを積んでい てもメモリがいっぱいになります(^^; メモリークリーナーでは、こうやってメモリを抱え込んでい るWindowsに、「メモリが苦しいから解放してね」と無理矢理 メモリを確保して訴えかけます。 こうして、Windowsにメモリを解放させているわけです。その ために、リソースメーターの値は変化しないようになってい ます。 ●Q6.スワップ・ファイルって何ですか?  A. 物理メモリから溢れたデータをハードディスクに書き込む領 域です。このスワップ・ファイルのおかげで、メモリが少な くてもパソコンを動作させることができます。 しかし、スワップ・ファイルは、ハードディスク上の領域な ので、書き込むたびにハードディスクにアクセスしてしまい ます。そのためにパソコンの動作が遅くなってしまいます。 ●Q7.搭載している全メモリ量より大きな値が表示されます。  A. 古いバージョンでは、メモリ量計算の誤差が大きかったです。 現在のバージョンでは、修正されています。 ●Q8.MSIMEを、直接入力時も表示する設定でIMEが起動し ていないとき、メモリークリーナーのトレイアイコンの右ク リックメニューがIMEツールバーの背面に表示される場合 があります(100%そうなるわけではないのですが・・)。 尚、ATOKでは再現されませんでした。  A. これは、Z Order(Z軸順番)の問題だと思います。 Z軸とは、3次元のXYZの3つの軸のZ軸(高さ)のことです。 Windowsは、ウィンドウの前面、後面の位置をZ Orderという 概念で管理しております。このZ Orderは、ウィンドウズの 各ウィンドウの前面・後面位置を管理しているのですが、実 はこういった仕様になっています。 通常ウィンドウ・・・・Z Orderの順番で管理 最前面ウィンドウ・・・Z Orderの順番で管理 というわけで、2つ以上の最前面ウィンドウがある場合は、 どちらが上に来てもおかしくないということになっていま す。 それでは、最前面の中でも一番上にするにはどうするかと いうと、0.1秒間隔とかで、何度も無理矢理最善面にしてあ げる(Z Orderを上げてやる)わけです。 というわけで、ATOKとIMEでは、Z Orderの確保の仕方が若干 異なるのだと思います。内部的なプログラムまでは分かりま せんので、想像の範囲内です。 ●Q9.使用方法として頻繁に「clean」ボタンを押した方が効率的 なのでしょうか?  A. 一番効果的なのは、重いアプリケーションの終了後です。メ モリーに残ったデータを整理しなおしてくれます。または、 ソフト起動後、メモリが少なくなったときにも効果を発揮し ます。 あまり頻繁にお掃除をしていると、お掃除の間は、パソコン が重くなりますので、ほどほどが良いです。 ●Q10.お掃除しているときに、他のソフトの動作が遅くなることが あるのですが?  A. これに関しては、Windowsのマルチタスク管理の話をしなけれ ばなりません。Windowsでは、複数のソフトを同時に管理する ために、疑似マルチタスクという方法を使っています。簡単 に書くと、以下のような方法です。   ↓ ソフトA実行 ソフトA待機   └───────────┐   ↓ ソフトB実行 ソフトB待機   ┌───────────┘   ↓ ソフトA実行 ソフトA待機   ↓ このように、複数のソフトが起動しているときは、各ソフト が同時に動いているわけではなく、交互に動いています。 そのため、リアルタイムで情報を処理しなければならないソ フトは、この待ち時間の間、キー入力や、CDの読み取りなど の動作ができなくなってしまいます。 「めもりーくりーなー」では、メモリをなるべく早く一気に 確保するために、瞬間的に、この実行部分を長くおこなって います(ver 1.04では、少し短くし、他のソフト起動時のタ イマー遅延処理を追加しています)。そのため、お掃除中は、 他のソフトの動作が遅くなってしまうことがございます。 ●Q11.お掃除をすると以後アプリケーションの起動が非常に遅くな ります。  A. OSがWindows98ではないでしょうか? Windows98では、一度 起動したアプリケーションの情報をメモリーに残して置くこ とによって、次の起動時間を短縮させる方式を取っています。 「めもりーくりーなー」では、メモリーを掃除する場合に、 このWindows98が残している情報も掃除します。「めもりーく りーなー」は、少ないメモリーを使いまわしてメモリーを有 効利用しようという意図で作られています。 そのため、同じソフトを何度も立ち上げたり、消したりして パソコンを使っている場合は、そのたびに、アプリケーショ ンの情報を最初から読みにいくことになります。 「めもりーくりーなー」は、メモリーの使い方を仕切り直し てくれるだけで、実際のメモリーを増やしてくれるわけでは ありません。そのために、上記のようにソフトを使われてい る場合は、起動が遅くなることがございます。 ●Q12.Windows98を早くするにはどうすれば良いですか?  A. まずは、「めもりーくりーなー」で物理メモリー量とスワッ プ・ファイル量を確認してください。スワップ・ファイル量 が、非常に多いのならば、Windows98を早くする余地が十分に あります。 スワップファイル量を減らすことによって、スワップ回数を 減らし、また、Windowsの起動も早くすることができます。 Windows98は(どの機能を使うかによりますが)、標準で64MB 〜128MB程度のメモリを消費するようになっています。 (1)Windows98の機能を落すか、(2)起動時読込ファイ ルの量を減らすか、(3)常駐ソフトを減らすか、の3ステ ップでWindows98を早くしてみましょう。 (1)Windows98の機能を落す アクティブデスクトップを切ります。アクティブデスクトッ プを切るとCPUに余裕が出て、パソコンが早くなります。 (2)起動時読込ファイルの量を減らす フォントを減らします。フォントを減らすとメモリーの使用 量が大幅に減ってパソコンが早くなります。 日本語フォントは1種類につき、4、5MBくらいはファイルサ イズがあります。これが大量になると、フォントだけで数十 MBの量になります。 (3)常駐ソフトを減らす 常駐ソフトを極力減らします。 また、各常駐ソフトのカーネルプロセッサーの使用率も調べ た方が良いです。一旦全ての常駐ソフトを終了して、「アク セサリー」の中にある「システムモニター」を起動して、「 カーネルプロセッサーの使用率」を表示します。 そして、各常駐ソフトを個別に起動して、使用率が何%上昇 するかを調べます。この値が高いソフトがあれば、そのソフ トがCPUを占有してパソコンの動作を遅くしています(「 めもりーくりーなー」は10%程度以下で納まるように、ver1. 01の段階ぐらいで修正をしました)。 ---------------------------------------------------------------------- つくった人 柳井 政和 E-mail: m_yanai@muh.biglobe.ne.jp http://www2s.biglobe.ne.jp/~yanai/ ---------------------------------------------------------------------- copyright (c)1999-2000 Masakazu Yanai